昭和38年5月長浜自動車学校は地域のご協力を得て創立されました。
以降、指定自動車教習所の社会的役割を自覚し、運転免許を取得される方への学科・技能教習、企業運転者や高齢者ドライバーの各種指定講習、そして地域の交通安全教育センターとして60年近く歩んでまいりました。
まずもって当学校にご入校・ご卒業頂いた皆様に感謝を申しあげますと共に、事故のない安全・安心なカーライフを送って頂けるよう心より願っています。

さて、この60年間日本の交通インフラとモータリゼーションは飛躍的に発展しました。
それに伴い「自動車」は人々の生活を豊かにし、人生の様々なシーンでたくさんの思い出を作ってきました。
例えば、自動車学校で初めてハンドルを握ったときの喜び、路上教習に出たときのドキドキ感、免許証を手にしたときの高揚感・・・とても大事な瞬間であり記憶に残る出来事ではないでしょうか。
そんな皆様のお気持ちを大切にしながら、私たち長浜自動車学校は「良き伴走車＆良きアドバイザー」としてお役にたつことを目標に日々精進をしています。また、安全運転を目指される企業人、お仕事の幅や新たな趣味のために各種免許にチャレンジされる方、そして高齢者ドライバーの皆様に講習をさせて頂く中で、安全な交通社会と安心で素敵なカーライフに貢献できることを喜びとしています。

今後も皆様のご期待に沿えるよう職員一同努力をしてまいります。より一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

皆様ご承知のとおり、最近の交通事故の状況は、かつて「交通戦争」と例えられた時代に比べますと、官民一体の取り組みにより年々減少傾向にあるとは言うものの、依然として多くの方々が犠牲となっておられます。特に、高齢者の方が関係する事故の割合が高く、今後の事故防止上の大きな課題ではないかと思います。
交通事故を防止する特効薬はありませんが、何より重要なことは、道路や安全施設の整備とともに、道路を利用する一人ひとりの交通安全に対する意識ではないでしょうか。

当校では、今後とも「安全マインド」を最優先する教習を行っていきます。皆様が、交通ルール・マナーを遵守し、他人を思いやる優しさのある運転ができる交通社会人となられるよう一生懸命サポートさせていただきます。

クルマは100年に一度と言われる変革期。今まさに世界は環境に優しくカーボンニュートラルなクルマ社会に向かっています。当校では、最新の電気自動車(日産リーフ)を2台教習車としてご用意し、教習生の皆様に最先端の体験をご提供しています。
高齢者講習用にサポートカー付き軽自動車を導入しています。軽自動車を普段使っているとのお声を多く伺い、最先端のサポートカー＆全方位モニター付き講習車をご用意しました。ご体感頂くことで、安全意識の再確認と安全運転寿命をより伸ばしていくお手伝いができれば幸いです。

さて、コロナ禍を機にオンライン化が加速度的に進みました。大きく時代が変わる中、私たちも学科教習の在り方を真剣に考えました。学科講習のベテランインストラクターチームが時間と場所を選ばないオンライン学科に取り組み、一コマ一コマに心を込めた学科プログラムを作りました。時間・場所を選ばないオンライン学科と、講義室でのリアル学科教習を組合すことで教習生の皆様のサポートをいたします。

デジタル面では空撮というシステムを導入しています。教習車を9ｍの高さからライブで撮影し、運転イメージや運転スキルの向上を図ることができます。
また滋賀県初・全国でも例をみないダブルハンドル教習車WOWがあります。なんとハンドルが車内に二つあり、教習生と指導員がシンクロしながら、ハンドルの動きや角度を確認できます。

県下で初めて高齢者講習専用の新築校舎を作りました。名前は「敬愛館」です。
待合ルームは教習コースと美しい伊吹山がゆったりと見える作りにしています。50年前に当校で自動車免許を取得された方もおられると思います。
あの時の初心運転を思い出して頂きながら、これからの安全運転に向けての講習を受けてもらえるよう心掛けています。
また大学研究機関との連携で、高齢者の安全運転寿命をどうしたら伸ばしていけるかという課題に積極的に取り組んでいます。

当校は普通車から中・大型車、大特車、けい引車、自動二輪車、二種免許(普通・大型)まで、全ての免種が取得できる「湖北地区唯一の総合教習所」です。地域の交通安全教育センターとして企業様の安全運転講習や、GPSやセンサーを使った運転診断とアドバイスも積極的に実施しています。
また就職やお仕事でお役に立てる「フォークリフト技能講習」を平成25年7月から開始。この国家資格を獲得された後、フォークリフトを安全に生き生きと運転される様子を想像しながら、フォークリフトの構造を知り尽くしたインストラクターが講習を行っています。