日本交通心理士学会に所属して交通心理士を目指しています。
2021年11月28日
交通心理士とは…。
交通心理士は、日本交通心理学会が認定する資格です。
心理学は、人とこころと行動を研究する学問であり、人の行動が関わる社会場面ではすべてが心理学と関わりを持つことになります。
交通心理学は、交通場面の運転者・歩行者など交通参加者のこころと行動について研究します。
「こころ」とは、心理学の用語で言えば、感情・動機づけ・知能・性格・態度などの脳の情報処理の側面を示す「こころ」のはたらきです。
「こころ」の働きが、運転者・歩行者にどう影響するか?どのうような変化をするか?などを調査・分析して事故が起きないように役立てる。それが、交通心理学の目指すところです。
現在、2名の職員が交通心理士を目指しています。
〇中川 寛和(副管理者/技能検定員/教習指導員)
〇中村 清彦(教習指導員)
上記2名は、筆記試験と論文試験を受験し、交通心理士補に合格しました。今後、全国で行われる学会に参加し、運転者・歩行者の行動調査・分析を行い、更に、論文を学会にて発表を行い、交通心理士の資格取得を目指します。
資格取得を目指した理由
自動車学校は、初心運転者教育機関として運転者の育成に限らず、近年の社会情勢の変化により、安全教室・企業講習・高齢者講習など幅広い年代の方々と対応する機会が増えてきました。
多様化する交通教育には、科学的根拠に基づく運転者教育が必要です。交通心理学を学ぶことで、交通安全という大きな役割を果たすことができるのではないかと考えました。